フィジカルトレーニングとは?スポーツごとの正しいトレーニング方法を解説
本記事では、競技力向上に役立つフィジカルトレーニングの基本原理と効果的な方法を解説しています。競技別のトレーニングや怪我予防のポイントを学び、常に最高のパフォーマンスを発揮するための強く健康な身体を作るための方法を紹介します。
▶記事監修者:古谷 有騎氏
スポーツモチベーション所属トップトレーナー
PTI認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー
米国スポーツ医学会認定 運動生理学士(ACSM/EP-C)
東京神楽坂・会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」で幅広い年代のクライアントの運動指導を行う。青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。
その他にも『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)の出演、NHK文化センターの講師、書籍では『肩こり・腰痛 速効!かんたん体操』(コスミック出版)の構成を担当するなど、活動の幅を広げている。
フィジカルトレーニングとは
フィジカルトレーニングとは、スポーツ選手が競技におけるさまざまな能力を向上させるために行う訓練のことです。主に筋力、持久力、柔軟性、スピード、バランス、協調性などを強化することを目的としています。
フィジカルトレーニングには、持久力を高めるための有酸素運動、柔軟性を向上させるためのストレッチ、そしてスピードや敏捷性を高めるためのスプリントトレーニングなど、多岐にわたる方法があります。これらのトレーニングを効果的に組み合わせることで、全体的な身体能力をバランスよく向上させることが可能です。
また、心理的な効果もあります。適切なトレーニングを行うことで、自己効力感や自信が高まり、ストレスの軽減や精神的な安定を得ることができるともいわれています。これにより、競技パフォーマンスだけでなく、日常生活の質も向上させることができます。
フィジカルトレーニングが必要な理由
フィジカルトレーニングは、競技パフォーマンスの向上や怪我の予防に不可欠です。適切なトレーニングを行うことで、体力や筋力が向上し、競技に必要な能力が高まります。また、トレーニングを通じて身体の弱点を強化し、怪我のリスクを減少させることができます。
競技においては、体力や筋力が大きな役割を果たします。例えば、サッカー選手は強い脚力と持久力が必要です。バスケットボール選手はジャンプ力と瞬発力が求められます。野球選手は投球力や打撃力を高めるための筋力が重要です。これらの能力は、フィジカルトレーニングを通じて効果的に向上させることができます。
さらに、フィジカルトレーニングは日常生活においても重要です。日常の活動を円滑に行うための基礎体力が向上し、疲労の軽減やストレスの緩和にもつながります。このように、フィジカルトレーニングは競技選手だけでなく、一般の人々にも多くのメリットがあります。
トレーニングの3つの原理
フィジカルトレーニングを効果的に行うためには、基本的な原理を理解することが重要です。ここでは、「過負荷の原理」「特異性の原理」「可逆性の原理」という3つの原理について解説します。
これらの原理を知ることで、トレーニング効果を最大限に引き出し、目標を達成するための具体的な方法が見えてきます。
過負荷の原理
「過負荷の原理」とは、トレーニングによって身体が慣れているものより、より高い負荷をかけることで、筋力や体力を向上させることを指します。この原理に基づいてトレーニングを行うことで、筋肉や心肺機能がその負荷に適応し、強化されます。
例えば、ウエイトトレーニングを行う場合、同じ重量や回数でのトレーニングを続けるだけでは、筋肉が成長しません。徐々に重量を増やしたり回数を増やしたりすることで、筋肉に新たな刺激を与え、成長を促すことができます。このように、トレーニングの負荷を段階的に増やしていくことが、過負荷の原理を活用した効果的なトレーニング方法です。
また、過負荷の原理は持久力トレーニングにも適用されます。例えば、ランニングの距離や時間を徐々に増やすことで、心肺機能や筋持久力が向上します。このように、適切な負荷をかけ続けることが、トレーニング効果を高めるためには不可欠です。
特異性の原理
「特異性の原理」とは、トレーニングの効果がそのスポーツの内容に特有のものであるという原理を指します。つまり、特定のスポーツや動作に特化したトレーニングを行うことで、その分野でのパフォーマンスを最適化することができるというものです。
例えば、サッカー選手が持久力を向上させるために、ランニングトレーニングを行うことは効果的ですが、さらに効果を高めるためには、実際の試合を想定したダッシュや方向転換を組み合わせたトレーニングが必要になります。このように、競技特有の動作を取り入れることで、競技パフォーマンスを向上させることができます。
特異性の原理は、トレーニングの計画を立てる際に非常に重要です。目標とするスポーツや動作に合わせたトレーニングを行うことで、効率的に能力を伸ばすことが可能です。
可逆性の原理
「可逆性の原理」とは、トレーニングを中止すると、その効果が徐々に失われるという原理を指します。これは継続的にトレーニングを行わなければ、得られた成果が短期間で失われてしまうということを示します。
例えば、筋力トレーニングを中断すると、数週間で筋力が低下し始めます。同様に有酸素運動を止めると、心肺機能が低下してしまいます。このように、トレーニングを続けることが成果を維持し、向上させるためにも重要とされています。
可逆性の原理を理解することで、トレーニングの重要性と継続性を意識することができます。これにより、モチベーションを維持し、計画的にトレーニングを続けることができるでしょう。
トレーニングの5つの原則
効果的なトレーニングを行うためには、原理とあわせて基本的な原則を理解することが不可欠です。ここでは、「全面性の原則」「反復性の原則」「個別性の原則」「意識性の原則」「漸進性の原則」という5つの主要な原則について詳しく解説します。
これらの原則を理解することで、トレーニングの効果を最大限に引き出し、持続的な成果を得るための具体的な方法を見つけることができます。
全面性の原則
「全面性の原則」は、全身の筋肉や体力をバランスよく向上させるための原則です。これを守ることで、体の一部に過剰な負荷がかかることを避け、全体の調和を保つことができます。
例えば、上半身の筋肉だけを鍛えるのではなく、下半身や体幹の筋肉も均等にトレーニングすることが重要とされています。これにより、全身の筋力がバランスよく発達し、スポーツや日常生活でのパフォーマンスが向上します。
また、持久力や柔軟性を含めた総合的なトレーニングを行うことで、怪我の予防にも効果的です。
この原則を実践するためには、多様なトレーニング種目を取り入れ、全身の筋肉をまんべんなく刺激することが求められます。これにより、全体のバランスを取りながら体力の向上が期待できます。
反復性の原則
「反復性の原則」とは、トレーニングを一定期間にわたり継続して行うことで、その効果を持続させる原則を指します。トレーニングは一度行うだけでは効果が得られず、継続的に取り組むことが必要です。
例えば、週に数回のトレーニングスケジュールを立てて定期的に実行することで、筋力や持久力が徐々に向上していきます。同じ動作を繰り返すことで、体はその動きに適応し、より効率的に動けるようになります。
また、継続的にトレーニングを行うことで、体力の維持や向上が期待でき、競技パフォーマンスの安定にも寄与します。
この原則を実践するためには、計画的なトレーニングスケジュールを組み込み、習慣化することが大切です。これにより、長期的な成果を得ることが可能になります。
個別性の原則
「個別性の原則」とは、各個人の身体や目的に応じたトレーニングを行うことで、より効果的に能力を向上させる原則を指します。これには、個々の特性や目標に応じたトレーニングプランの作成が求められます。
例えば、同じスポーツを行う選手でも、それぞれの得意な動きや弱点は異なります。これに応じて、個別のトレーニングメニューを調整することで、より効果的に能力を伸ばすことができます。
また、トレーニングの強度や頻度も、個々の体力や目標に合わせて調整することで、怪我を防ぎながら持続的な成果が得られます。
この原則を実践するためには、トレーニング前にしっかりと自己分析を行い、自分に合ったプランを立てることが重要です。これにより、効率的にトレーニングを進められるようになります。
意識性の原則
「意識性の原則」とは、トレーニングの目的や効果、鍛えている部位などを理解して取り組むことで効果を高める原則です。具体的には、筋肉の使い方や動作の正確さに注意を払いながらトレーニングを行うことが求められるというものです。
例えば、スクワットを行う際には走る時の地面を押す力を強くするために、大腿四頭筋や大臀筋を使って地面を押す意識でスクワットに取り組むことで、効果的なトレーニングを行うことができます。
また、正しいフォームを理解してトレーニングを行うことにより、怪我のリスクを減少させることができます。意識的にトレーニングを行うことで、身体の感覚を研ぎ澄まし、より高い成果を得ることができるのです。
トレーニング時に集中力を保ち、動作一つ一つに注意を払うことでトレーニングの質を向上させ、目標達成に近づけることが大切です。
漸進性の原則
「漸進性の原則」とは、トレーニングの負荷や量を段階的に増やしていくことで、体が適応しやすくなる原則を指します。急激な負荷の増加は怪我の原因となるため、計画的に負荷を増やしていくことが重要です。
例えば、ウエイトトレーニングを行う場合、初めは軽い重量から始め、徐々に重量を増やしていく方法が推奨されています。これにより、筋肉や関節が段階的に強化され、怪我を防ぐことができます。また、持久力トレーニングでは、走る距離や時間を段階的に増やすことで、心肺機能の向上が図れます。
実践においては、トレーニングプランを立て、段階的に負荷を増やす計画を組み込むことが大切です。これにより、体が適応しやすくなり、安全かつ効果的にトレーニングを進めることができます。
代表的なフィジカルトレーニングの例
フィジカルトレーニングにはさまざまな方法がありますが、ここでは代表的な「自重トレーニング」「ウエイトトレーニング」「ロードワーク」という3つのトレーニング方法を紹介します。いずれのトレーニングも手軽に始められるだけでなく、多くのメリットをもたらします。
自重トレーニング
自重トレーニングとは、ダンベルやバーベルなどの道具を使わず、自分の体重を利用して行うトレーニングです。プッシュアップやスクワット、プランクなどが代表的な例です。これらのトレーニングは、特別な器具が不要なため、自宅でも簡単に行うことができます。
例えば、プッシュアップは大胸筋や上腕三頭筋を効果的に鍛えることができます。正しいフォームで行うことで、上半身全体の筋力が向上します。また、スクワットは下半身の筋力を強化するのに最適です。大腿四頭筋やハムストリングス、臀筋をバランスよく鍛えることができます。
自重トレーニングのメリットは、場所を選ばずに実施できる点と、怪我のリスクが比較的低い点です。また、全身の筋肉をバランスよく鍛えることができ、初心者から上級者まで幅広く対応できるトレーニング方法でもあります。
ウエイトトレーニング
ウエイトトレーニングは、ダンベルやバーベルなどの重りを使って行うトレーニングです。筋力を効果的に増強し、筋肉のサイズを大きくすることができます。ベンチプレスやデッドリフト、スクワットなどが代表的な種目です。
例えば、ベンチプレスは大胸筋を中心に、上半身全体の筋力を強化します。適切な重量を選び、正しいフォームで行うことが重要です。また、デッドリフトは背筋や脚の筋力を同時に鍛えることができる非常に効果的なトレーニングです。
ウエイトトレーニングの魅力は、筋肉に直接的な負荷をかけることで、効率よく筋力を向上させられることです。さらに、トレーニングのバリエーションが豊富で、自分の目標やレベルに合わせたプログラムを組むことができます。
ロードワーク
ロードワークは、有酸素運動の一種で、ランニングやサイクリング、ウォーキングなどを指します。心肺機能を高め、持久力を向上させるためのトレーニングが該当します。特に、長距離ランニングやインターバルトレーニングが一般的です。
ランニングは、全身の持久力を高めるだけでなく、心肺機能の向上にも効果的です。また、サイクリングは膝への負担が少なく、長時間の有酸素運動を行うのに適しています。ウォーキングも手軽に始められるため、運動習慣のない方にもおすすめです。
ロードワークの利点は、心肺機能の強化とカロリー消費による体脂肪の減少です。また、自然の中で行うことでリフレッシュ効果もあり、ストレス解消にもつながります。日常生活の一部として取り入れやすい点も魅力です。
サッカーに役立つフィジカルトレーニング
サッカー選手にとって、強い体幹とバランスの取れた筋力は不可欠です。ここでは、サッカーのパフォーマンス向上に役立つフィジカルトレーニングとして「プッシュアップ」「レッグランジ」「バックエクステンション」「プランク」の4つを、具体的な手順とともに解説します。
【大胸筋】プッシュアップ
プッシュアップは、大胸筋を効果的に鍛えるための基本的なトレーニングです。サッカー選手にとって、上半身の筋力を強化することで、接触プレーの当たりの強さが向上します。
1.床に手を肩幅よりやや広めに置き、腕を伸ばして体を支えます。足は肩幅程度に開きます。両肘を曲げて身体を下げたところがスタートポジションです。
2.体をまっすぐに保ちながら、両肘を伸ばして体をゆっくりと持ち上げます。
3.ゆっくりと肘を曲げながら、胸が床に近づくまで下げて元の位置に戻します。この動作を繰り返します。
体をまっすぐに保つためには、腹筋と背筋をしっかりと使うことが重要です。
また、呼吸を止めずに上げる時に息を吐き、下げる時に息を吸うように意識します。これにより、動作が安定し、効果的に筋肉を鍛えることができます。
【大腿四頭筋】レッグランジ
レッグランジは、大腿四頭筋を鍛えるトレーニングで、下半身の筋力とバランスを向上させます。サッカー選手にとって、強い脚力と安定性が重要です。
1.足を肩幅に開いて立ちます。片足を大きく前に踏み出します。
2.前に出した足の膝を曲げて、後ろの膝が床に近づくまで体を下げます。前の膝がつま先より前に出ないように注意します。
3.前足で地面を押し、元の立った姿勢に戻ります。反対の足も同様に行います。
レッグランジの際は、背筋を伸ばし、体をまっすぐに保つことが大切です。
膝が内側や外側にぶれないように注意しながら行うことで、正しいフォームを維持しながら効果的に筋肉を鍛えることができます。
【大臀筋・脊柱起立筋】バックエクステンション
バックエクステンションは、大臀筋・脊柱起立筋を鍛えるトレーニングです。これにより、体幹の安定性が向上し、サッカーに必要なスピードやパワーが増します。
1.床にうつ伏せになり、手を頭の後ろに置きます。
2.上半身をゆっくりと持ち上げ、腰を軽く反らせます。胸が床から浮いたら、数秒間キープします。
3.ゆっくりと元の位置に戻します。この動作を繰り返します。
動作中は呼吸を止めずに行うことが重要です。無理に上げすぎず、腰背部を中心とした脊柱起立筋の収縮感を感じながら行うことで、効果的に筋肉を鍛えることができます。
【腹直筋】プランク
プランクは、腹直筋を中心に体幹全体を強化するトレーニングです。体幹の安定性は、サッカーにおける全ての動きの基盤となります。
1.床にうつ伏せになり、肘を肩の真下に置きます。つま先を立てて体を持ち上げます。
2.頭からかかとまで一直線になるように体を保ちます。腹圧をかけて体幹部をしっかりと締め、体が下がらないようにします。
3.この姿勢を30秒から1分間維持します。慣れてきたら時間を延ばします。
プランクを行う際は、体をまっすぐに保つために腹筋と背筋を意識して使うことが重要です。
呼吸を止めず、自然に呼吸を続けることで、効果的に体幹を鍛えることができます。
バスケットボールに役立つフィジカルトレーニング
バスケットボール選手にとって、俊敏性と跳躍力、全身の筋力は欠かせない要素です。ここでは、バスケットボールのパフォーマンス向上に役立つフィジカルトレーニングを紹介します。
「スクワット」「レッグカール」「カーフレイズ」の3つのトレーニングを、具体的な手順やポイントとともに解説します。
【大腿四頭筋】スクワット
スクワットは、大腿四頭筋を中心に下半身全体を鍛える基本的なトレーニングです。バスケットボール選手にとって、強い脚力とジャンプ力を向上させるために重要です。
1.足を肩幅に開いて立ちます。つま先はやや外側に向けます。
2.腕を前に伸ばし、膝がつま先より前に出ないように注意しながら、太ももが床と水平になるまで下げます。ここがスタートポジションです。
3.背筋を伸ばしたまま、床を押すようにして立ち上がります。また股関節と膝を曲げながらゆっくりとしゃがみます。この動作を繰り返します。
スクワットを行う際には、背筋をしっかりと伸ばし、体をまっすぐに保つことが重要です。
膝が内側や外側にぶれないように注意しながら行うことで、正しいフォームを維持し、効果的に筋肉を鍛えることができます。
【ハムストリングス】レッグカール
レッグカールは、ハムストリングスを集中的に鍛えるトレーニングです。スピードと敏捷性の向上に役立ちます。
1.レッグカールマシンにうつ伏せで寝そべり、足首をパッドの下にセットします。
2.膝を曲げて、足首をお尻に近づけるようにパッドを引き上げます。
3.ゆっくりと元の位置に戻します。この動作を繰り返します。
レッグカールを行う際には、動作をゆっくりとコントロールしながら行うことが重要です。
素早く引き上げるのではなく、筋肉の収縮を意識しながら行うことで、効果的にハムストリングスを鍛えることができます。
【腓腹筋】カーフレイズ
カーフレイズは、腓腹筋を鍛えるトレーニングで、ジャンプ力と瞬発力を向上させるのに役立ちます。
1.直立し、足を肩幅に開きます。つま先はやや外側に向けます。
2.かかとを上げ、つま先立ちの姿勢になります。かかとが床から離れるまで上げます。
3.ゆっくりとかかとを下ろして元の位置に戻ります。この動作を繰り返します。
カーフレイズを行う際には、動作をスムーズに行うことが重要です。
かかとを上げた際に、一瞬静止することで、腓腹筋にしっかりと負荷がかかります。これにより、効果的に筋肉を鍛えることができます。
野球に役立つフィジカルトレーニング
野球選手にとって、強力なスイングや投球力、全身の筋力が求められます。ここでは、野球のパフォーマンス向上に役立つフィジカルトレーニングを紹介します。
「デッドリフト」「ダンベルカール」「レッグプレス」という3つのトレーニングについて、具体的な手順とポイントを解説します。
【大臀筋・脊柱起立筋】デッドリフト
デッドリフトは、大臀筋・脊柱起立筋を中心に全身の筋力を鍛える非常に効果的なトレーニングです。野球選手にとって、強力なスイングや投球力を高めるために重要です。
1.バーベルを前に置き、足を肩幅に開いて立ちます。バーベルの中央を握ります。
2.背筋を伸ばし、膝を軽く曲げながら、腰を下ろしたところがスタートポジションです。
3.背中をまっすぐに保ちながら、膝・股関節・脊柱を伸ばし、バーベルを持ち上げます。
4.立ち上がるまで持ち上げたら、ゆっくりと元の位置に戻します。この動作を繰り返します。
デッドリフトを行う際には、背中を丸めずにまっすぐ保つことが重要です。膝や腰に過度な負担をかけないように注意しながら、正しいフォームで行いましょう。
【上腕二頭筋】ダンベルカール
ダンベルカールは、上腕二頭筋を鍛えるトレーニングです。これにより、投球力や打撃力を向上させることができます。
1.ダンベルを両手に持ち、腕を伸ばして立ちます。足は肩幅に開きます。
2.肘を固定したまま、ダンベルをゆっくりと持ち上げ、上腕二頭筋を収縮させます。
3.ダンベルを持ち上げた後、ゆっくりと元の位置に戻します。この動作を繰り返します。
ダンベルカールを行う際には、肘を体の横で固定し、動かさないように注意します。また、勢いを使わずにゆっくりと動作を行うことで、筋肉にしっかりと負荷をかけることができます。
【大腿四頭筋】レッグプレス
レッグプレスは、大腿四頭筋を中心に下半身全体を鍛えるトレーニングです。野球選手にとって、強い脚力と安定性が重要です。
1.レッグプレスマシンに座り、足を肩幅に開いてプレートに置きます。
2.両足でプレートを押すように膝を伸ばし押し上げます。
3.太ももがプレートと水平になるまでゆっくりと下げ、元の位置に戻します。この動作を繰り返します。
レッグプレスを行う際には、膝がつま先より前に出ないように足の位置を決めることが重要です。また、背筋を伸ばし、腰をしっかりとマシンに固定することで、正しいフォームを保つことができます。
フィジカルトレーニングをより効果的におこなうポイント
フィジカルトレーニングの効果を最大限に引き出すためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。ここでは、「実践に近い動きを取り入れながらトレーニングをする」「怪我をしない強い身体を作るためのトレーニングとして活用する」という、2つのポイントについて解説します。
実践に近い動きを取り入れながらトレーニングをする
フィジカルトレーニングを効果的にするためには、実際の競技や日常生活に近い動きを取り入れることが大切です。これは、特異性の原理に基づいており、トレーニングが特定の動作や動きに対して効果的であることを意味します。
例えば、バスケットボール選手は、試合中に必要なジャンプ力や方向転換の動きをトレーニングに取り入れることで、実際のプレーに直結する効果を得ることができます。スポーツをしていない人でも、日常生活での動作を意識したトレーニングを行うことで、階段の上り下りや重い荷物の持ち運びが楽になるなど、生活の質を向上させる効果があります。
このようなトレーニングを行うことで、競技特有の筋肉や動作が強化され、実際のパフォーマンスが向上します。また、実践に近い動きを取り入れることで、トレーニングのモチベーションも高まり、楽しさが増すというメリットもあります。
競技の特性に応じたトレーニングメニューを作成し、実際のプレーに役立つ動きを積極的に取り入れることが、効果的にフィジカルトレーニングをするポイントです。
怪我をしない強い身体を作るためのトレーニングとして活用する
適切なトレーニングを行うことで、筋肉や関節が強化され、怪我のリスクが減少します。特に、バランスの取れたトレーニングを行うことで、身体全体の安定性が向上し、競技中の突然の動きや負荷にも対応できるようになります。
またトレーニング中の怪我を予防するためには、ウォームアップとクールダウンを徹底することが重要です。トレーニング前には十分なウォームアップを行い、筋肉や関節を準備させることで、怪我のリスクを減少させます。また、トレーニング後にはクールダウンを行い、筋肉の緊張をほぐし、回復を促進します。
さらに、適切なフォームでトレーニングを行うことも怪我予防には欠かせません。無理な重量や回数を避け、自分の身体に合った負荷でトレーニングを行うことが大切です。
時には専門家の指導を受けながら、安全で効果的なトレーニングを続けることで、怪我を防ぎ、強く健康な身体を作ることができます。
正しい方法で自分に必要なフィジカルトレーニングをしよう
フィジカルトレーニングは、競技力の向上や怪我の予防に不可欠です。トレーニングの3つの原理と5つの原則を理解し、自分に適したトレーニング方法を選びましょう。
実践に近い動きを取り入れることで、競技パフォーマンスが向上し、日常生活でも効果を実感できます。また、怪我を防ぐためには、正しいフォームと適切な負荷で行うことが重要です。
また、トレーニングの継続によって強く健康な身体を作り上げることができます。自分の目標に合わせたトレーニングを見つけ、安全かつ効果的に取り組むことが成功への鍵です。